夢を叶えた人たちは、なぜ成功したんでしょうか?
私たちと彼らの間に、どんな差があるのでしょう?
彼らは発想力を持っており、良いアイディアを思いつく。
彼らは行動力があり、アイディアを実行するのが早い。
彼らは三日坊主にならないから、成功するまで継続できる。
なぜ、このようなことが可能なのでしょう。
センスがあるから?
才能があるから?
根性があるから?
どれも正しいですが、成功者の秘密とまでは言い切れません。
正解は、「脳の仕組みを上手に活用しているから」です。
まず、心の平安を確保しよう!
イライラしてはいけません。
嵐のように吹き荒れた心では創造性が生まれないのです。
瞑想で心を穏やかにしましょう。
脳波の話
■アルファー波
創造性が高まり、身心がリラックスしているときの脳波。
別名、催眠状態、瞑想状態。
学習に効果的な脳波が出ている状態。
リラックスしながら、選択した対象に意識を集中できる。
■ベータ波
ハッキリと目が覚めているときの脳波。
緊張感がある。
例えば、日中の活発な活動に該当。
論理的、批判的な思考が主。
■シータ波
睡眠と覚醒の境界にいるときの脳波。
想像力を使う職業の人は、このレベルで活動することがある。
科学者、発明家、作家、詩人など。
通常は1日2回。寝る直前と起きる直前。
■デルタ波
ぐっすり眠っているときの脳波。
休息と再生。細胞の生産。
顕在意識は休息する。
潜在意識が主に活動する状態。
改善の力を使おう!
改善とは、物事をより良くするために、小さな一歩を実践することをいいます。
「え?小さな一歩?目標は大きい方が良いんじゃないの?」という疑問が湧くかもしれません。
たしかに、そのとおり。
夢は大きい方が良いです。
しかし、大きな目標を、そのまま使ってはいけません。
大きな夢、目標を持ったら、「じゃあ、何をやろうか」と考えるでしょう?
その思考、その行動を「小さな一歩」にすると上手く行くのです。
脳は大きな変化が嫌い
まず脳には「大脳辺縁系」という検問所があります。
そして、その検問を通過しないと、右脳・左脳を問わず、効率的な作業ができません。
とすると、夢や目標など何かを実現したい場合、「大脳辺縁系」の検問を通過するようにすれば良いわけです。
問題は、「大脳辺縁系」が何を判断しているのか?ですが、それは大きな変化かどうか?なのです。
生物が生命を維持するためには大きな変化は命取りになるため、危険を避けようとする習性があります。
もし、小さな変化であれば、生命維持に問題ないので、創造性の場である「大脳新皮質」に進むことができます。
生命維持の知恵は素晴らしい物ですが、この場合、足かせになっているのです。
小さな思考、小さな一歩を繰り返し、思考と創造の場である「大脳新皮質」で処理すれば、夢や目標を実現するのは簡単になるでしょう。
小さな一歩の例
■小さな質問をする※大事
自問自答。自分に簡単な質問をする。
「〜のために、すぐにでもできることは何だろう?」
否定的な質問はしない。「なんて俺はアホなんだろう!?」はだめ。
■小さな思考を活用する
自己催眠(基本編)と同じ方法。
頭の中でシミュレーションする。
■小さな行動を起こす※大事
行動は小さければ小さいほど効果的。
(例)家を出るまでに時間がかかる人は、カバンの準備だけしてみましょう。
あとは、トントン拍子に準備が進みます。
■小さな問題を解決する
問題が大きくなる前に、小さな問題を処理する。
■小さなごほうびを与える
行動の活力になる。
■小さな瞬間を察知する
見過ごしがちな小さな変化を察知すると、
人生を変えるような発見がある(…場合があるらしい)
本人視点、指導者視点
改善力のテクニックは、あらゆる場面で利用できます。
小さな変化を受け入れるのは簡単なので、その繰り返しで自分を導けばいいのです。
生活が楽になりますよね(o ̄∀ ̄)ノ
そして、さらに、子育て中のお父さん、お母さんにも知っておいて欲しいテクニックでもあります。
小さな一歩を踏み出させる質問を繰り返せば、上手に子供を指導することができます。
厳しく躾けるより上手に誘導したほうが、お互いにストレスが溜まりません。
きっと生活が楽になると思いますよ。
【参考文献】脳が教える! 1つの習慣