脳の本能

脳の本能「生きたい、知りたい、仲間になりたい」

私たちの脳は、進化の過程で3種類の本能が備わりました。
その脳の本能とは、(1)生きたい、(2)知りたい、(3)仲間になりたい、の3つです。

これらの本能を活かせば多くの問題を解決できます。
逆に、これらの本能に逆らえば、物事は複雑になり、
問題の解決は難しくなってしまいます。

仕事、勉強、人間関係など、悩みを抱えている人は多いと思いますが、
選択肢を選んでいるのは、いつも私たちの脳なのです。
これを機会に、脳の本能を活かしましょう!

参考文献のご紹介

このページのコンテンツ「脳の本能」は、
「脳に悪い7つの習慣」という本からご紹介します。
著者である林 成之さんは脳神経外科医です。
ドクターの書いた脳の本は、さすがに説得力があります!

同書によると、救急救命医療の現場では2つの意味で「脳」が大事だったそうです。
(1)患者さんの脳を生かすこと
(2)医療チームの作業効率を確保・向上すること

この2つが達成できたとき、多くの命を救うことができました。

「脳に悪い7つの習慣」を読めば、実践的な脳の活用法を知ることができます。

脳の本能(1)生きたい

「生きたい」という本能は「生存本能」を意味します。
生存本能は、人間はもちろん、多くの生き物に備わっています。

なぜ、私たちに生存本能が身についたのでしょう?
それは敵から身を守り、種を保存するためです。
生物は敵に遭遇するとアドレナリンが分泌され、
「戦うか?」「逃げるか?」を瞬時に判断して、行動に移します。
生存本能により、命の危険を回避できるようになったのです。

この生存本能は素晴らしいものですが、日常生活で過敏に働くと困り物です。
人との衝突が増え、「あの人は怒りっぽい」などと言われてしまいます( ̄□ ̄;)!!

例えば、人から批判を受けたとしましょう。
このとき感情的になってしまうのは自己防衛本能が強く働いているから、です。

人間関係において、感情的になっても良いことは、まずありません。
会話中、感情が高まってきたら「あー、これは本能なんだ」と実感してみてください。
冷静に対処できると思います。

僕の経験から言っても、問題から一歩引く姿勢
抽象的にする、というのは冷静になる切欠になります。

また上記の批判を受ける…という状況を例にすると、自分の中のテンプレートとして、
「それはどういう状況でしたか?」
「どうしてそう思ったんですか?」

…など返答をあらかじめ用意しておくと良いですね。

お互いにより良い関係になりたいと思っているなら
間違いなく有効に働くはずです。

脳の本能(2)知りたい

「知りたい」という本能は知的欲求を意味します。
世の中に便利な物が増えたり、ほとんどの病気が治療できるようになったのは、
この知的欲求本能のおかげだと言えます。

もし、「夢を叶えたい」、「目標を達成したい」、「人生をもっと豊かにしたい」と思ったら、
この「知りたい」という本能を最大限に活用するといいでしょう。

それでは、どうすれば、この知的欲求本能を効果的に発揮できるのでしょうか?
答えは簡単、「喜び」や「楽しみ」を見つけることです。

夢や目標を叶えるためには、ある程度の努力や犠牲が必要です。
このとき、「つまらない」とか「嫌だ」と考えると、知的欲求の扉が閉じてしまいます。
夢は夢のままで終わってしまうでしょう。

どうせやるなら、物事の良い面を探し、そこに意識を向けましょう。

脳の本能(3)仲間になりたい

「仲間になりたい」という本能は、帰属本能、共生本能を意味します。

私たちは一匹狼ではいられません。
日本人であれば国、都道府県、市区町村といった、
規模の大きなコミュニティに所属しています。
さらに、学校、会社、サークルなどの機能的なコミュニティを
形成、参加するのが、人間の習性なのです。

とくに機能的コミュニティについては、生活の基板をなすものが多く、
生きがいを得るためのコミュニティだと言えるでしょう。

「最近、わくわくすることが減ったなぁ」と感じる人は、
習い事を始めたり、ボランティアに登録するなど、
何かのコミュニティに参加すると気持ちが変わるかもしれません。

また、コミュニティ社会の中で注目すべきポイントは「仲間意識」が挙げられます。
人は、コミュニティ内で存在価値を認められたいという欲求があるのです。
人間関係を円滑にしたいと思ったら、仲間だと認められるよう動くことが大切であり、
仲間の業績を認め、賞賛を送ることが大切になるでしょう。

【参考文献】脳に悪い7つの習慣

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